2008年4月30日水曜日

オブジェクト指向への壁

なにかにつけて「3年はかかる」と言っている、オブジェクト指向へ考え方を変えるということ。これは冗談でも誇大広告でもなくて、実際の体験談として言っているんだよね。

「仕事上の経験とかがあればもう少し短くなるんじゃないか?」と思われそうだけど、ここに限ってはまったくもって逆。経験があればあるだけ障害が多く時間がかかるんだよねぇ。

最初の1~2年は暗中模索というか「何がメリットなのかわからない」という状態が続くんだけど、それを超えたあたりで、急に「あー、こういうことか」とひらめいてしまうんだよなぁ。ここをクリアしているかどうかは、クラスを使った設計ができるかどうかで見分けられると思う。

実際自分の場合、VB4(古い・・・)時代に一度クラスに取り組んだんだけどまったくくもって意味もメリットもわからなかったのでそこで一度断念してるんだよね。その後、ちょっとした縁で関わったとある案件で、大分叩き込まれたんだけどその時ですらメリットはわからなかった。
でもその案件から離れて、全然違う業種のところへ出向していた時に。
何故か閃いたんだよねぇw
確かにこれは考えやすい、って。

システムを考えるときに「データ」をベースにした考え方でいる限り、オブジェクト指向には中々たどり着けないと思う。事実データをベースにする考え方はデータ指向ということで、開発工学上も分けているしね。相性が悪いんだ、データ指向とオブジェクト指向は。

自分はデータベースの設計においてはデータ指向で、システムを設計する時はオブジェクト指向でと切り替えて使うように心がけているんだけど、まだまだうまいこといってないってのが本音かな。
プログラムというところでは、ちゃんと考えないとクラス指向というちょっと違った道にいってしまいやすいので気をつけないとねぇ

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