2011年7月19日火曜日

WF セッションのフォローアップ

7/16 に行われたセッションでは色々喋りたくなってしまい、かなり駆け足になってしまい申し訳ありませんでした。このセッションにてもう少し話したいことがありましたので、セッションフォローアップという事にて記載します。

1:コンポーネント指向とは


言葉の定義としては、「ソフトウェアを機能ごとに部品として分割、必要に応じて組み合わせて利用する」、というような考え方になります。WF はこの考え方を実現する事に非常に適しています。それは「アクティビティ=コンポーネント」となり、「必要に応じて組み合わせる」事がデザイナの提供により非常に容易になっている事が大きな理由です。
通常の開発においても、適宜機能の分割を行いライブラリ化することはよくある事と思います。ですが、このライブラリを「必要に応じて組み合わせる」ことは、開発者でなければ難しいと思います。ですが、WF であればドラッグ&ドロップにてアクティビティを配置し、必要であればプロパティを設定する程度ですので、開発者でなくとも「必要に応じて組み合わせる」事が可能となります。
ポイントは「開発者でなくとも」です。この部分が WF の大きなメリットとなります。


2:アクティビティデザイナーのカスタマイズ


xaml と ActivityDesigner クラスを利用してアクティビティのデザイン時カスタマイズを行える事は説明しましたが、ここには一つ考えておくべき点があります。
開発者であれば VS を利用している事もあり、プロパティダイアログにて値を設定することにそれほど問題はないと思われますが、非開発者のことを考えた場合はできるだけプロパティダイアログを利用しないで設定できるのがベターと考えています。
デザイナ上にドロップしたアクティビティに直接設定できるのが、恐らく望ましい形だと思います。以前のコメントアクティビティとかもそうなのですが、アクティビティに対して直接値を書き込むイメージというのが、最も直観的な操作方法になると思います。
ExpressionTextBox を利用する事も勿論必要だと思います。そしてこの部分では、インテリセンスを提供できる事が、ユーザーエクスペリエンス上重要なポイントになるのではないでしょうか。VS 上での開発でインテリセンスがなかったら、と考えるとその必要性は理解できると思います。

WF サービスの実例WCF REST サービスとの組み合わせなどは過去の記事にも記載してありますので、そちらも併せて参照してみてください。

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