2017年8月5日土曜日

LogicApps Update 2017/08/04

油断していたら、またもリリースノートがまとめて更新されていましたw

まずは最新の方から。Aug 4 のリリースノートです。

改修内容は以下の通りです。

Update August 4, 2017

  • "Peek" to code-view from an action
  • Log analytics toggle on integration account creation
  • Performance improvements for runtime
  • Support for $expand on runs to get action input and outputs

不具合修正は以下の通り。

  • Condition card dynamic content picker correctly dismisses
  • Filter output in designer shows correctly in foreach
  • Fixes for behavior when disabling splitOn in designer

何と言っても一番の更新は、デザイナーからの Peek です! これは画面を見てもらうと一目瞭然です。

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このようにデザイナー上で、各コネクタに対して Peek というメニューが増えていますのでそれをクリック。

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するとこのように、デザイナー上でそのコネクタ部分のみコード表示に切り替わります。直接ここで修正も可能ですので、デザイナー上だけでは難しい指定も非常に記載しやすくなります。今までは CodeView といったりきたりをすることもありましたが、今回の Peek 対応でそれもほとんどなくなるのではないでしょうか。素晴らしい!

他には 統合アカウント作成時に、LogAnalytics 連携を指定できるようになったり、実行履歴でアクションからの入出力表示に expand 対応を行ったようです。

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expand 対応は、上記のように履歴参照時に「さらに追加」オプションが出てくることかと思います。どうやら一部コネクタで設定の際に「詳細の表示」として、追加で指定できるタイプのものがありますが、それと連動するようです。追加設定のないコネクタは今まで通りの表示となっていました。

Update July 28, 2017

更新内容は以下の通りです。

  • Dynamic table editor for table action added
  • Updated colors for many of the actions
  • Flat file decode updates
  • Can now turn on log analytics directly from a create

不具合修正はこちら。

  • Select/Join/Query now work from designer with nested arrays
  • IE overflow fixes

Request コネクタや Requrence コネクタの色が変わったのがこのタイミングですね。今では Microsoft Flow 側にも反映されています。この時の大きなアップデートは、テーブルに対するエディタ機能の提供でしょうか。

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このように CSV テーブル作成や HTML テーブル作成時に、出力したいテーブルの定義をエディタで指定できるようになりました。利用するには、列の設定を「カスタム」にすると、このエディタが表示されますので、細かく出力内容をカスタマイズしたい場合にはありがたい機能だと思います。

Update July 21, 2017

  • More settings added to action settings (disable async pattern)

不具合修正はこちら。

  • Fixes the runtime URL for connectors if deployed with the wrong region defined (helps with Visual Studio deployments)
  • Fixes condition/switch branch out of bounds for IE
  • Condition boolean would sometimes convert to bool('true')
  • Gateway selection list would not always populate correclty

デザイナー上で設定できる項目として、非同期動作の無効化(単一インスタンスの指定)が可能になりました。非同期にした場合とシングルトンにした場合の違いですが、非同期の場合、トリガにデータがわたる都度 HTTP ステータスを参照して続きがあるかどうかをチェックしていますが、連携されたデータで処理を開始してしまいます。対してシングルトンでは HTTP ステータスが 200 となり全てのデータが渡された時点で、初めて処理を開始するので、処理開始までの時間は増えますが実行回数が減り、お財布に優しくなります(

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実際の利用どころとしては、連携されたデータ全てを受け取らなくてはならない処理がある(連携時の件数を記録する、とか)場合には、シングルトンインスタンス起動が適しており、1レコードずつ処理が可能な場合は、非同期パターンが適しています。

関係ないけど、不具合修正、IE 対応がほぼほぼ毎回行われているあたり、Microsoft としても IE 対応は大変なんだなぁ・・・というのが見て取れますw

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