今回は「ハイパークリスマス」と銘打った事もあり、スピーカーの Microsoft エバンジェリストな方々や、CLR/H メンバーの方々も含め、色々な方向にやみくもなエネルギーを注ぎ込んでしまった勉強会になっていました。
今回もハンズオン、しかも WebMatrix だったのですが所用で参加できず・・・
1:クラウド?が語る PDC10 で発表した Azure 新機能が導く「約束の地」
Microsoft の Azure エバンジェリストとして、また生粋のガンダム好きとして著名な砂金さん(@shin135)のセッションです。今回の勉強会である意味最も力を入れてくださった方。そのお陰もあり今回Upできる写真は少ないですw
最近の大型アップデートもあり活気づいたかに思える Windows Azure 界隈ですが、今一度原点に立ち返り、「何故クラウドを利用するのか」から再度話そうという内容でした。
話の中で「実際に Azure を利用した例」として、携帯サイトとして利用した「デコともDX」、フランスのソーシャルゲーム「kobojo」の例を出しており、膨大なトラフィックを捌いた件と運用費を劇的にコストダウンすることが出来た件を出していました。このようなケースが自分たちの仕事としてあるかどうかは別としても、目的に添った利用を行った好例だと感じます。
途中開発周りについての話に置いて、TechEd でお会いした @kamebuchi さんの ブチザッキ を紹介され、他にもコミュニティグループ jazug として各メンバーの方々が精力的に活動している事もアナウンスされていました。また Facebook と連携するプラグインが Codeplex で提供されているのをうけ、実際にライブで動作させてみるデモも行いました。
VM ロールについては、個人的にまだ利用目的をイメージできていないこともあるのですが、VM ロール上に展開した環境とオンプレミスな環境を統合的に管理する事を聞き、VDI イメージのベースとなる物を Azure 上でホストしておくのもアリかも、等と感じました。流石に直接 VDI 展開は・・・数年後、更に通信環境が進化しないと難しいですよねぇ。
後は、MSC2010 や PDC10JP でも披露されていた、Excel にて DataMarket から直接データを取得するデモや、よりオンプレミスな IIS に近くなった Full IIS 等の事も話されたという、激烈に盛りだくさんなセッションとなりました。
2:LightningTalk
今回は私も含めて4名の参加となりました。最初はおなじみジニアスですが・・・
ハイパークリスマスの命名・首謀者ということもあり着ぐるみでの登場ですw 内容は SQL Azure を利用し、2x2のルービックキューブの最短解を計算しよう!というもので、シンプルでかつインパクトのある内容でした。このあたり、さすがジニアス!、と言えます。
続いては私の LT で、色々なツールで動画を作ろう!、という内容です。最初は Movie メーカー(Live Movie メーカー)だけで色々やっていたのですが、実は PowerPoint や OOo Impress 等のプレゼンソフトを組み合わせると、もっと色々面白くできるよ!というものでした。
斎藤コアさんは Sitecore CMS の紹介。CMSはなかなか開発者として目に触れる機会が少ないのでその簡易性というか、容易にサイトのカスタマイズができる機能は羨ましいものです。
最後は @mentaro 社長。Twitter 上で展開されていた Windows Phone 7 にまつわる話でした。相変わらずのテンポとセンスで非常に面白い内容で、「絶賛放置、マジ文鎮」「Excite 先生を利用して数十秒後に返したレスはただ一言・・・OK!」と、悲喜こもごもでしたが笑ってしまいました。
Ex:ハイパーおやつタイム
3:マイクロソフトの仮想化と運用管理はどう進化するか?
高添さんのセッション。実はこの後の12/20にも Windows Intune のセミナーがあったりと、今月3回も札幌にこられていたりします。今回は仮想化についてのおさらいとこれから、という内容でした。
今回のセッションでは随所で関連する TechEd2010 でのセッションについての紹介があり、参加されていない方は資料公開されるのを待っていてくれ、との事。私は今年は参加していたので・・・。
さらに、MED-V、APP-V、Server APP-V、Windows Intune などなど高添さんも盛りだくさんな内容でした。現在ベータ中の MED-V 2.0 での管理については SCCM 2007 R2 にて可能となる事、Azure 上へのアプリ配信で APP-V を利用できる事、とかなり興味深い話も随所に盛り込まれていました。高添さん本人が「自分の整理がつきました(笑)」と締められていましたが、管理系な人にとっても同様だったような気がします。私もかなり整理できた気がしていますw
4:Hyper-V ホストからゲストOSの状態を探る
Hyper-V 統合サービスのデータ交換機能(KVP Exchange)を利用すると、ネットワークがホスト・ゲスト間で無効であってもデータのやりとりが可能になるという内容でした。レジストリを利用することで交換を行うので、アイデア次第ではもっと色々できるかもしれない、と思うところもあり知っておくと後で助かる場面もありそうです。
また個人的に思ったのは、全てにおいて PowerShell のスクリプトを利用していた点で、これは自前で管理ツールを用意しないといけないケースにおいて、非常にありがたいところです。ただ、PowerShell の有用性って思っているよりもアピールできていない気がするので、このあたりを色々な人に知ってもらいたいなぁと感じました。
5:クマーでもできる仮想化・私がカソウ化した理由
当日まで高添さんがどのような内容で話されるかを知らなかった事もあり、思い切り私のセッションとかぶっていたりしますw
今までも「カソウ化しない!」と言い続けてきたハズなのに、気がつくとかなり力をいれてカソウ化してきた 天使ちゃん ですが、ここに至るまでの苦労と何故こんな事態になったのか、主犯は誰だ、といった過去を淡々と愚痴り続ける・・・非常に楽しいセッションですw
こうして行われた第53回勉強会、スピーカーの皆さん、参加された皆さん、ご協力頂いたMicrosoft の皆さん、Ustream で参加された皆さん、本当にお疲れさまでした。
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