DataGridView や DataRepeater にこだわりつつ
時代は Workflow Foundation などと言い続けていたら
これからは LogicFlow だろ! と思い始めてきた
色々浅く広くやっていく古い技術者の Blog
2010年12月23日木曜日
CLR/H 第53回 勉強会レポート
今回は「ハイパークリスマス」と銘打った事もあり、スピーカーの Microsoft エバンジェリストな方々や、CLR/H メンバーの方々も含め、色々な方向にやみくもなエネルギーを注ぎ込んでしまった勉強会になっていました。
今回もハンズオン、しかも WebMatrix だったのですが所用で参加できず・・・
1:クラウド?が語る PDC10 で発表した Azure 新機能が導く「約束の地」
Microsoft の Azure エバンジェリストとして、また生粋のガンダム好きとして著名な砂金さん(@shin135)のセッションです。今回の勉強会である意味最も力を入れてくださった方。そのお陰もあり今回Upできる写真は少ないですw
最近の大型アップデートもあり活気づいたかに思える Windows Azure 界隈ですが、今一度原点に立ち返り、「何故クラウドを利用するのか」から再度話そうという内容でした。
話の中で「実際に Azure を利用した例」として、携帯サイトとして利用した「デコともDX」、フランスのソーシャルゲーム「kobojo」の例を出しており、膨大なトラフィックを捌いた件と運用費を劇的にコストダウンすることが出来た件を出していました。このようなケースが自分たちの仕事としてあるかどうかは別としても、目的に添った利用を行った好例だと感じます。
途中開発周りについての話に置いて、TechEd でお会いした @kamebuchi さんの ブチザッキ を紹介され、他にもコミュニティグループ jazug として各メンバーの方々が精力的に活動している事もアナウンスされていました。また Facebook と連携するプラグインが Codeplex で提供されているのをうけ、実際にライブで動作させてみるデモも行いました。
VM ロールについては、個人的にまだ利用目的をイメージできていないこともあるのですが、VM ロール上に展開した環境とオンプレミスな環境を統合的に管理する事を聞き、VDI イメージのベースとなる物を Azure 上でホストしておくのもアリかも、等と感じました。流石に直接 VDI 展開は・・・数年後、更に通信環境が進化しないと難しいですよねぇ。
後は、MSC2010 や PDC10JP でも披露されていた、Excel にて DataMarket から直接データを取得するデモや、よりオンプレミスな IIS に近くなった Full IIS 等の事も話されたという、激烈に盛りだくさんなセッションとなりました。
2:LightningTalk
今回は私も含めて4名の参加となりました。最初はおなじみジニアスですが・・・
ハイパークリスマスの命名・首謀者ということもあり着ぐるみでの登場ですw 内容は SQL Azure を利用し、2x2のルービックキューブの最短解を計算しよう!というもので、シンプルでかつインパクトのある内容でした。このあたり、さすがジニアス!、と言えます。
続いては私の LT で、色々なツールで動画を作ろう!、という内容です。最初は Movie メーカー(Live Movie メーカー)だけで色々やっていたのですが、実は PowerPoint や OOo Impress 等のプレゼンソフトを組み合わせると、もっと色々面白くできるよ!というものでした。
斎藤コアさんは Sitecore CMS の紹介。CMSはなかなか開発者として目に触れる機会が少ないのでその簡易性というか、容易にサイトのカスタマイズができる機能は羨ましいものです。
最後は @mentaro 社長。Twitter 上で展開されていた Windows Phone 7 にまつわる話でした。相変わらずのテンポとセンスで非常に面白い内容で、「絶賛放置、マジ文鎮」「Excite 先生を利用して数十秒後に返したレスはただ一言・・・OK!」と、悲喜こもごもでしたが笑ってしまいました。
Ex:ハイパーおやつタイム
3:マイクロソフトの仮想化と運用管理はどう進化するか?
4:Hyper-V ホストからゲストOSの状態を探る
5:クマーでもできる仮想化・私がカソウ化した理由
今までも「カソウ化しない!」と言い続けてきたハズなのに、気がつくとかなり力をいれてカソウ化してきた 天使ちゃん ですが、ここに至るまでの苦労と何故こんな事態になったのか、主犯は誰だ、といった過去を淡々と愚痴り続ける・・・非常に楽しいセッションですw
2010年12月7日火曜日
SQL Server 動的ポート利用時のファイアウォール
デフォルトインスタンスとなる構成で動的ポートはそれほど問題がないんだけど、名前付きインスタンスになると色々と戸惑ったのでメモ。
SQL Server でファイアウォールの設定については大きく分けて二通り。
- プログラムごと許可する
- ポートを設定する
プログラムごとというのは SQL Server の実行プログラム、sqlservr.exe そのものを許可する方法。ものすごく手っ取り早いので多用するw もう一つのポートを設定するというのは、SQL Server 構成マネージャにて設定できるポートを許可するようにファイアウォールを設定しておく方法。通常はこれだけで済むんだけど、名前付きインスタンスの場合はもう少し複雑に。
SQL Server のアクセスを許可するための Windows ファイアウォールの構成 を参照してもらえれば大体わかると思うけど、プログラムごと許可する場合に覚えておいてもらいたいのは、SQL Browser を許可する事。こいつも許可してあれば接続は行えるようになる。
2010年12月3日金曜日
Windows 7 における VB6 の Strconv 関数の挙動
以前にTwitter上でつぶやいたにも関わらず、きれいさっぱり忘れてしまいなおかつその問題が別の案件で出てしまってさぁどうしよう、と悩んでしまったのでメモとして。
Shift-JIS を扱うプログラムではバイト単位に文字列を操作したいという要求が多いので、例えば「先頭5バイト」などといった場合、次のような書き方が多いと思う。
StrConv( LeftB ( StrConv ( [originalStrings], vbUniCode), 5), vbFromUnicode)
Vista まではこれで問題がないのだけど、Windows7ではStrconv関数内部で呼び出されているAPIの挙動が変化したので、これで抽出した場合でも2バイト文字の先頭1バイトは残ってしまう。VistaまではStrconv関数の処理結果として2バイト文字の先頭だけが残るようなケースでは、その部分を除去してくれていたのだけどWindows7ではそうならずにそのまま返却されてくるんだよねぇ。
対応策としては「1文字ずつ」処理するようなロジックに切り替えることぐらいしか思いついていません。大した手間でもないのでそれで十分だと思います・・・