セッション3
Windows Phone 7 は Silverlight 4 の夢を見るか
@shibayan さんによる Windows Phone 7 のセッション。全体を通して笑いを盛り込みながらも、Windows Phone 7 における開発についてを話してもらいました。
PC 版 Silverlight 3 のサブセット相当を搭載している、でもブラウザ上では動作しない、MVVM が(有志によるライブラリを利用しない限り)使えない、携帯の機能が呼び出せないものがある、等々実際に利用した開発を行う上での注意点や不満を軽妙なトークで行う楽しいセッションとなりました。
全体を通して感じたのは、まだまだ発展途上というイメージでした。恐らくは次のバージョンアップにて色々と追加されることもあると思いますので、そこからが勝負かと。呼び出せない本体の機能がある、というのは人によってなかなか厳しそうです。
ですが、VS 上で開発ができるというのはやはり大きなメリットだと思います。理想は Silverlight 4 以降を搭載してくれる事ですが、今後どうなるかは注目かと思います。
ライトニングトーク
今回は総勢 7 名による LT でした。LT-1:NuGet パッケージを作ってみよう(@jsakamoto さん)
QR Code Helper を作成し Nuget を通じ全世界に公開するにあたり体験されたことを交えた内容で、ところどころに潜む落とし穴についても話されました。承認申請を Twitter で送る必要があるとは・・・。また最後に話された「英語については支離滅裂かどうかもわからないので恥ずかしくありませんでした!」が非常になるほどと思いましたw 私も英語は全然ダメダメですので全く気にする必要はないというのが。
LT-2:ワークステーションロック?(@twit_ahf)
私のLTでは、ワークステーションのロックを検知するのに ServiceBase クラスでなく SystemEvent クラスでやりましょう、という内容を話しました。後半では追加要素として WCF 名前付きパイプでプロセス間通信するのは非常に楽、という点を話させてもらいました。今回も反省しきり。
LT-3:5 分で分かった気になるかもしれない Kerberos 認証(@kamebuchi さん)
@kamebuchi さんは得意分野である認証回りについての LT でした。普通に話すと 2 時間とかもっと時間を必要とする内容を LT で行うあたり、流石としか言いようがありません。そして驚くのは、本当に分かった気になってしまった事ですw これは何の魔法なのでしょうかw
LT-4:夕方ぐらいのクラウド(@mentaro さん)
個人的に大ファンな @mentaro 社長の LT。自己紹介で「真面目なビジネスの話です」と言った直後からかましてくれたり、「某北兄者がシバかれる理論値は毎月 80 回!」と今回は中盤までにかなりの仕込みを感じました。締めでは真面目に「ゲームのクラウド対応」という点について話され、そのアンバランスさが面白かったです。
LT-5:netduino (@ishisaka さん)
netduino というオープンソースアードウェアについての LT でした。個人的にこういった機械を操るとか信号を送るとかは非常に好きなのもあり、かなり興味津々で見させてもらいました。.NET Micro Framework を利用しているというのも驚きで、これは機会を用意して触れてみたいと思いました。機械いじりとか好きな人は大体興味を示すのではないかな、とも思ったり。
LT-6:フリーソフトを公開すると言う・・(@furuya02 さん)
自分の中ではかなり著名な BlackJumboDog を作成した @furuya02 さんは、BJD を作り公開した事にまつわる色々を話してもらいました。ソフトを公開すると著名な方からメールが届くとか某巨大掲示板にスレが立つとか嬉しいことも多い反面、電波なメールが来る、脅迫ぽいメールも来る、悪徳業者に利用されるなどデメリットもあるとのことで、聞いているだけで「これは大変だ…」と言わざるをえないというかなんというか。でも「褒め殺し」が可能というのが面白かったです。それと @furuya02 さんだけが「自動スライド」で行われていました。これってかなりスゴイことだと思います。私はかなりその場で話す内容が変化するというか、ちゃんと考え切れていないので同じスライドで話してもタイミングはバラバラなのです…。
LT-Ex:MVP Award Program (@yukihs さん)
最後に MS MVP 事務局の @yukihs さんによる MVP アワードプログラムのご紹介。今回の勉強会には MVP の方が 4 名集まったという事もあり、MVP に興味を持たれた方もいるかと思います。オンライン、オフラインでの活動を審査するとのことで、興味のある方は是非!という内容でした。
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