現時点で WCF 用の拡張機能が何個か用意されています。
WCF Web API はよくある Web サービスを構築するための追加機能で現在 Preview 4 となっています。今まででも REST 形式の Web サービスであれば対応できているのですが、Web API の利用により、より最近らしい Web サービスの構築ができるようになるとのこと。話自体は去年とかからみかけていたのですが全く試していません。
どうやら今までの WCF Web サービスよりも HTTP に関係した部分で、より細かい制御を行えるようになる、とのことですが・・・。
jQuery Support はその名前の通り、WCF Web サービスを jQuery から利用しやすい形で構築できるようにするものです。元々 WCF Web サービス自体、.Net なアプリからのアクセスを主軸に置いていた点が大きく、それ以外のアプリからアクセスできるようにするには、基本 REST 形式の対応が必要でした。jQuery は非常に著名で多くの場面で利用されているので、この対応はかなり嬉しい人も多いんじゃないかと思います。
Express Interop Bindings は上二つとちょっと毛色が異なり、特定のアプリと接続するための設定や実装をより容易にするためのものです。そしてこれは VisualStudio のアドインという形での提供ですので開発者向けとなっています。現時点で対応を示しているのは次のものとなっています。
- Oracle WebLogic
- Oracle Metro
- IBM WebSphere
- Apache Axis2
Wizard 形式で設定できるらしい記述がされています。試そうにも残念ながらここで対象となるシステムが手元にないので、こればかりはどうしようかなぁ。
なお、試してみるのあたり一つ注意点が。
jQuery Support を利用するには WCF RIA Services の新バージョンが必要となります。恐らくほとんどの人は WCF RIA Servies V1 (SP1) がインストールされているかと思いますが、必要となるのは WCF RIA Services V1 SP2 となっています。そしてこれは Preview(April 2011) 版でのみ提供されていますので、この点だけ注意してください。
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