2012年6月13日水曜日

CLR/H 第 71 回 勉強会レポート – Cod2012 -

6/9 に行われた CLR/H 第 71 回勉強会のレポートです。
今回は Cod2012 という全国イベントの北海道会場としての開催でした。

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午前中のキーノート、ジェネラルセッションなどは口外禁止ということで、何も書くことはできませんが一つだけ思ったことが。

今後 Win8 な端末でデモやらプレゼンやらやる機会が出てくるだろうけど、その際には Metro アプリとして組み込んでおくものは注意しておかないと・・・スパムメールがばしばし表示されていたりすると、ついつい笑ってしまいますw

1:WF4 + WMI + PS + α で作成する運用管理

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午後最初のセッションは私の WMI 関係のセッションでした。50分という枠でしたが、うまいこと配分できずかなりの駆け足となってしまい大変申し訳ない気持ちで一杯です・・・。話し方も鍛錬不足が出てしまっていたので、次はもっと練習して望むよう気をつけようと思います。

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自分のセッションなのであまりどうこういうのも変ですので、ざっくりとまとめると。
WMI とはこれからもおつきあいするから、PS や WinRM 通して利用できると色々楽だぜ!
ということでした。

2:jQuery Validation x ASP.NET MVC で遭遇した不具合 & 対抗ハック

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二つ目のセッションは @jsakamoto さんによる jQuery Validation を利用しての不具合にどう対処したか、という実践的なセッションでした。流石業務でいつも利用されている + MVP for ASP.NET な @jsakamoto さん。5つのケースを題材にしテンポ良く話されるのは流石でした。

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ちょうど今、私も業務で ASP.NET MVC3 を利用し始めたこともあり、今後利用するシーンが出てくるだろうなぁ、と思う内容で、「ハックすればいいものではない」と、ためになる一言もあり非常に勉強になりました。jQuery の、というよりも JavaScript が言語としていかに強力か、というのもよく分かるセッションだったと感じました。動的言語はすごいなぁ・・・。

Ex:ハイパーおやつタイム & ライトニングトーク

今回のおやつはフルーツケーキファクトリーのフルーツ満載ケーキです!

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ビタミン満載ウマー!

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そしてライトニングトークは4名。

@kamiya344 さんは Samba4 でついに組み込まれた ActiveDirectory 機能についてでした。発表されてからかれこれ7年程が過ぎていたところ、唐突に BETA1 がリリースされたので、それを利用してドメイン環境を構築してみたら・・・という内容で、現時点ではうまくいかなかったようですが、今後成功させ再度登壇してくれるものと期待していますw

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@tututen さんは北見で活動されている技術コミュニティ Ohotech についてでした。「人の心を掴むには、まず(胃)袋を掴む!」という言葉のもと、おいしそうなスライドがずらずらと・・・w
それはさておき、是非お互いに頑張っていきたいものです。いつかは合同開催とかも面白そうですし、機会があればお邪魔してみたいなぁと思いました。300km をどうにかできれば・・・。

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BlackJumboDog でおなじみ @furuya02 さんはネットワーク接続できるガジェットの自作についてでした。基本は寝ていて、ping などでアクセスすると目が覚める。これだけでも面白いのですが、ping を連打すると怒り出したりと、普通に商品として発売とかしたらいいのに・・・と思わせる一品でした。Ping に対する返答パケットの中身に細かくネタを仕込んでおくあたりも流石です。

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そして飛び入り参加で @jsakamoto さんがライトニングトークも!つい最近機能強化された Windows Azure の Azure Web Site に Codeplex にコミットを行い自動でデプロイさせてみた、という内容でした。Codeplex でサポートされている Git や SVN にコミットすると AppHabor や Azure に自動でデプロイまで出来てしまうのは面白いです。私はクライアントアプリなのでなかなかデプロイする機会がないのですが、いつかやってみたいですねぇ。

そしてイベント告知として @naoki0311 さんと @sandinist さん。

7/28~7/29 に Code2012 という泊まりがけでコードについて語りまくろうぜ!、というイベントと、9/14~9/16 での札幌 Ruby 会議 2012 というイベントについての告知でした。Code2012 は定山渓に一泊二日でいき
「Codeで語り、Codeを語る。プラットフォーム・言語・コミュニティの違いを繋ぐ架け橋となり、開発者がよりよいCodeを、明日へと続くCodeを紡ぐことが出来るようなイベントにする事を目標にしています。」
という目標の元に、多くの技術者+その家族で楽しみましょう!、というイベントになります。

札幌 Ruby 会議は 3 日かけて行う大きなイベントで、ものすごい数の参加者が予想できます。Gitを利用してイベント案を募集するなど面白い試みも行われていたのもあってか、良く聞く名前の方々も参加されるようです。

どちらも非常に楽しいイベントになるでしょうから、都合のつく方は是非参加してみてください!

3:活用! Visio2010

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函館で活動されているMS MVP for VISIO の野澤さんによる Visio2010 についてのセッションでした。私は少しだけ Visio を利用していたこともあり、基本機能は大体知っている・・・と思っていたのですが、それを遙かに上回る潜在能力を Visio は持っていることを味わいました。

ステンシルと呼ばれる Visio の部品も単純な図形の組み合わせだけではなくマクロを組み込んだりすることで、すごい物も表現可能になっていたり、強化されたデータ連携機能として、ステンシルをドラッグドロップすると即座にデータと連携してグラフ表示を行うようにできたりと、恐らく会場にいる殆どの人が驚かれるくらい Visio の凄さを実感できたと思います。

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そして2週間程度の時間で初代人生ゲームを作り上げたとか、xaml 出力を利用して 3D による室内イメージ映像を作り出すとか、もう「こんなこともできるの?!」と驚きまくったセッションでした。本気ですごかったです・・・!Visio が欲しくなりますw

4:今どきエンジニアの生き残り戦略

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赤間本でおなじみの MS コンサルタント 赤間さんによるセッションは、VisualStudio も何も利用しない「エンジニアのこれからの心構え」についてのセッションでした。

今現在エンジニアを囲む環境は、技術の進歩に伴い同じ事をやっていてはいけない状況になっています。少し前であればプログラム開発は労働集約的なところがありましたが、現在は知的生産性を非常に求められるホワイトカラー的労働になってきているとのこと。「仕事の金額」=「仕事の量」*「仕事の質・価値」という式にあてはめて考えれば、金額をあげるためには量を増やせば良いようにも思えるがそれは絶対にしてはならない事。過当競争にまきこまれ残されるのは破滅の道です。

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質を高めるにはどうすればよいのか、時間を作り出すにはどうすればよいのか、OJTだけ・座学だけでは何故いけないのか。そういった話題について赤間さんが言われる内容というのが、もうぐさぐさ突き刺さる内容であったと思います。

「もっとたくさん仕事をするために頑張る」のではなく「幸せになるために頑張る」。

言葉だけ見ていれば当然なのですが、それを実行できていたかと言われると非常に難しいところと思います。私もあまり大きな事は言えないですが、これからを注意して努力していこうと思いました。

5:C#で始めるゲーム開発 ~ついに時代がC#に追いついた~

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CLR/H 影の代表とも言える @mentaro 社長。今回は PS Vita のソフト開発についてです。当日になってスライド+デモを作り上げたという、ある意味平常通りな社長ですが、その内容も流石と言わせる内容でした。しかも勉強会の数日前に PS Suite から PS Mobile へと名称変更されるなど、なんてこったいな状況であったと思います。

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でもそのあたりも盛り込んで利用してしまうあたりは流石でしたw

これまでの社長による華々しい事故紹介から始まり、PS Mobile に含まれる多くのサンプル、Mono develop ベースで提供される開発環境から実機でのテストなど、実際にゲーム開発をするための流れを含めて一気に話して貰いました。

話を聞いていると「あれ、意外に簡単にできそうじゃね?」と錯覚しそうなのがすごいところです。


このような感じで今回の勉強会は行われました。今回も多くの楽しい話、ためになる話をしていただいたスピーカーの皆さん、参加してくれた多くの皆さん、Ustで見て頂いた多くの皆さん、そしてスタッフの皆さんお疲れさまでした! そしてありがとうございます!

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