2015年7月13日月曜日

Azure LogicApps Wait(Delay) Connector の使い方

色々と遊べるはずが非常に難易度の高い状態になっている Azure LogicApps です。
まずは標準で用意されているコネクタの中で、Delay という一定時間待機を行うものがありましたので、それの使い方をまとめておきます。

まず名前が Wait なのか Delay なのかはっきりしろといいたいところですが、今回は Wait で統一して説明します。

コネクタとして設定できる項目は次の 2 パターンです。

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左側が Action で Delay Until を選択した場合、右側が Delay を選択した場合です。

Until では年、月、日、時間まで指定して待機させることが可能です。使うかどうかは別として、ですが・・・。通常の Delay では待機する分を指定するのみとなっています。

ここで指定できる値は、Int 型にできるものでなくてはなりません。まぁ半角数値で指定するものだと思ってくれれば大丈夫です。

ですが、実際にこのコネクタを利用する際に、常に一定時間待機するのではない場合があります。何らかの計算結果や、ランダムな分数を待機するといった場合が考えられますが、例えばランダムに待機するような場合は、このように指定ができます。

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上記のように入力した場合、1 ~ 3分待機するように動作します。多分最初の @int は不要で、@rand(1, 3) と記載しても大丈夫なはずです。最初にだけ @ が必ず必要になります

これらは LogicApps で用意されている組み込み関数で、ちょっとした変換や文字列操作、条件判断などが用意されています。MSDN に記載されていますが微妙にわかりにくいです。

LogicApps を利用する上で難易度を高めている原因の一つにデバッグの難しさ、があると思います。今回のケースでいくと、Delay の設定でエラーとなるような値をセットしても、それが原因で動いていないというのを把握できなかったりします。このあたりはもう少しなんらかの手段が用意されるか、方法が見つかるのを期待したいところです。

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