前回はよかった気がしたのですが、今回 9 月についてはまとめて一気にリリースノートがやってきました・・・。
小出しにあげるのもわかりにくいので、9月分の内容をまとめて記載します。
- Custom connectors release (can create a "Logic App Connector" resource)
- Tooltip when switching to JSON editing
- Append array UX
- Allow runs to execute across multiple scale sets for greater throughput
- Concurrency control on foreach loop and polling triggers
- Custom connectors API
- Workflow filter to show all workflows that call a function, use a connector, and more
- Sliding window recurrence trigger
- Index keywords for expression intellisens
- Create new grouping of request triggers
- Create connection wizard for Azure Files and Azure Table
- Tenant selector for AAD based connections
上記の内容が9月にリリースされた更新内容となります。
なんといっても、カスタムコネクタ関係のリリースが目を引きます。Flow や PowerApps 側では既にあったこの機能ですが、LogicApps としてもついに対応されました。カスタムコネクタ自体は、外部 API を他コネクタと同様に手軽に利用できる手段です。API の OpenAPI 定義があれば、登録の手間もほとんどかかりません。
そして何気にうれしいものは、変数として作成した配列に値の追加が可能になったところです。まだ、配列から値の除去はありませんが、それでも変数の使い方に幅が広がります。API に何らかの配列を渡す必要がある場合など、利用できるシーンは多いと思います。
Request トリガについては、既存機能+セキュリティセンターのトリガ+EventGrid のトリガ が一つのグループにまとめられました。コネクタ一覧で Request を選択すると、これらが出てくるので最初の時は少々戸惑います。
なお、Response アクションも Request グループに含まれていますので、Response と検索してもでてこなくなりました・・・。
そして先日の LogicApps Webcast で話題に上がっていた高パフォーマンス対応につながる 「Allow runs to execute across multiple scale sets for greater throughput」な件ですが、今のところポータル上でそれらしい項目は確認できていないので、恐らくは内部的な変更なのだと思います。早く表に出てきてもらいたいですね。
ワークフローのフィルタ対応は、LogicApps コネクタなどで対象となる LogicFlow を選択する場面があるのですが、このような時にフィルター操作を行うことができるものです。
こんな感じに対象を絞り込むことができます。
他にも Storage 系コネクタすべてで、ウィザードが利用できるようになり今までのようにキー情報などを控えておく必要がなくなりました。利用するアカウントを選択する程度で、LogicFlow から利用可能です。似たような仕組みは Azure Active Directory コネクタにも提供されたようで、こちらは対象テナントを選択するだけでよくなったとのことです。
と、まとめてみると 9 月も多くの更新が行われた LogicApps でした。まだこれからも予定されているアップデートや、未公開の物も多そうですのでますます今後も楽しみです。
0 件のコメント:
コメントを投稿