今回も3か月ぶりとなった Logic Apps Live、タイミング的にはちょうど MVP Global Summit の時に放送がされました。
いつもの Kevin さんと John さんです。
今回のお題目は次のようになっていました。
ここまでのアップデートの中で一番大きいものは、やはりなんといっても ISE(Integration Service Environment)のパブリックプレビュー開始です。利用者が占有できる Logic Apps 実行環境を作成することで、他ユーザーが大量の処理を実施している際の影響を受けにくくするもので、VNet を利用してオンプレミス環境と接続することも可能です。まだ価格プランが発表されていませんが、ビジネスの場面で大量にデータを扱うのであればメリットがあると言われています。
ISE の開発は非常に苦労していたのがうかがえますw
Static Result は最近プレビューで利用できるようになった、テスト支援機能です。コネクタを実際に実行させずに、モックとして実行し特定の値を返却できるようにする機能で、これを利用することで今までは難しかった「エラー発生時の処理テスト」が簡単に行えるようになります。
Delete Run API は Logic Apps の実行中止 API です。実行履歴のブレード上から、利用可能になっているものかと思います。
Handling many parameter は、実行結果の表示で多くのパラメータを利用している場合、縦にすごく長い表示になっていたのですが、その表示方法を変更しある程度必要なものに絞った形で表示するようにしたものです。
Tracking for batch trigger は、今まで対応していなかった Batch トリガでの追跡プロパティ対応です。言われるまで対応していなかったことに気づいていませんでした・・・w
あとは Azure Gov Cloud Arizona ということで、政府用環境を新しく展開したとのことです。
新規コネクタは、流石に三か月だとスゴイ量になっています。その中でも非常に衝撃的だったのは IBM3270 コネクタで、これはメインフレームとの接続を可能にしジョブの実行を指示できるものです。さすがにこれは個人では試せないですねw
デモは先ほどの Static Result です。デザイナー上で、テスト用に返却する値を設定することで、続くエラー時の処理が行われるかが、非常に簡単に確認できています。
現在対応中のものです。ISE は GA に向けて色々作業中で、ISE 用コネクタとして SAP と FileSystem を開発中とのことです。
VSCode で Logic Apps を対象にした新しいプロジェクトを開発中です。話を聞いていると、現在 Visual Studio で行えているものにとどまらず、もっと色々と管理や開発を行えるようなものとのことです。
RosettaNet は B2B な環境で利用されているプロトコルで、これも対応を進めているようです。日本ではどれほど浸透しているか、私は EDI などの世界から離れて久しいのもあり把握していませんが、こういった統一可能なプロトコルには是非のっかってほしいですね。
開発中コネクタでは、Key Vault が近々リリースが行われるとの話が出ました。おそらく2~3週間以内とのことで、これは非常に楽しみですね!
そして Azure Scheduler の終了に伴うアナウンス、これはこれまでも同様に行っていますが、2019/09/30 なので、あと半年くらいの時間があります。できるだけ早くに Logic Apps へ移行することをお勧めしています。
今月末に行われる Global Integration Bootcamp のイベント紹介に・・・
Microsoft Ignite の紹介、
Integrate2019 のイベント紹介を行い、今回の Logic Apps Live は終了しました。
やはり海外では Integration 系のイベントは強いのがあって、非常にうらやましいですね。日本でも同様のイベントを行ってみたいと思いますが、人集まらないだろうしなぁ。
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