遅くなりましたが CLR/H 第 57 回勉強会にて献本いただきました
「はじめての ASP.NET 4 プログラミング」
についての書評レビューです。
全体を通して感じたのは、プログラミングについて本ということもあり、他一般的な書籍のようにデザインについての記述はほとんど触れられていないのが非常に新鮮でした。本当にコードの部分に注力された内容となっています。もちろんプログラミング以前の部分についても結構なページ数を割いてわかりやすく記載されており、ASP.NET というものに対して学ぶ際には非常に読みやすい内容となっていました。
データバインディングにも触れられており、SQL Server を利用したデータ表示についてや、LINQ to SQL も扱っており多くの手段を学べると思います。セッション管理についても扱われていますので、実際に ASP.NET を利用して何かを作成するに当たり必要な事柄はほとんど網羅されているのではないでしょうか。
個人的に勉強しているものの一つでもある、WCF サービスにも踏み込まれている点はかなりありがたかったです。また昨今の情勢としては必須と思われる AJAX にも触れられていますが、はじめての ASP.NET、という書籍ということもあり、変に範囲を広げていない点にも、個人的には好感を持てました。
一番驚いたのが、この本のタイトルにもあるように「 C# 編」となってはいますが、実際に C# のコードが出てきている量は思っている以上に少ない、という点です。私はVBを主に使っており、C# については読めるけど書けない、というなんともな実力なのですが、ほとんどそれは問題にはなりませんでしたので、VB を利用している方にもお勧めできる一冊ではないかと思います。
全体を通して「はじめての」とあるように、ASP.NET 初学者にとってはかなり助かる一冊なのではないか、と思いました。
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