2018年4月10日火曜日

CommonDataService による承認機能の更新

Flow 公式ブログでアナウンスされているように、Flow で利用している承認機能はバックグラウンドに CommonDataService を利用するよう更新されました。ただし、現在はプレビュー機能扱いなので既存環境ではまだ利用できません。このあたりを含めて試す手順をまとめました。

まず必要になるのが Flow の新しい環境です。

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Flow の管理センターで、新しい環境を作成します。

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管理センターで環境をクリックすると、現在の環境一覧が表示されます。そして右上に新しい環境、というのがありますのでこれをクリックします。

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環境を新しく作る際に注意するのは、現時点では CDS の新機能がプレビュー扱いというのもあり、規定の環境でなくては利用ができないという点です。リージョンの一覧に、(規定)と表示されているものがありますので、それを選択してください。種類では「試用版」か「運用」かを選択できますが、これはどちらでも大丈夫です。

「環境の作成」をクリックすると、構築が始まりますので少し待ちます。

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環境が作成されると、上記のようにデータベースを作成するかどうかを聞いてきますので、「データベースの作成」をクリックします。

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その際に「通貨」と「言語」の選択が必要です。これはデータベース内で利用する通貨単位や言語の設定となりますので、適宜良いものを選択してください。大体は JPY と日本語でよいとも思います。

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作成後に環境の状態を確認すると、このように「Dynamics 365 管理センターで・・・」という一文が追加表示されています。このように表示されていれば、新しい CDS を利用する準備が整いました。旧来の環境では、この一文が表示されません。

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CDS が用意できたら、一度簡単な承認フローを作成します。作成することで、CDS 内部に新しい承認回りのエンティティが用意されます。フローを作成する前では、必要なエンティティがない状態ですので注意してください。

公式ブログでアナウンスされている、プレビュー版のテンプレートを利用すると、「現在承認待ちのもののリマインダ通知を行う」というのが実行できます。

このように新しくなった承認回りの機能を利用すると、これまで以上に色々なことができるようになります。それは CDS 内部に承認回りのデータが記録されるようになり、そこを参照して自前で処理を構築することができるからです。色々と試すと便利な使い方ができるかと思います。

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