現在ロンドンでは Integrate 2018 というイベントが行われています。これは、Integration 、システム統合をメインの話題にしたイベントで、Logic Apps や Flow も当然扱われています。Twitter 上でいろいろと興味深い話題が流れていたので、自分用にまとめました。
まず目についたのは、エンタープライズコネクタの一つ SAP です。
どうやら SAP コネクタにトリガーが追加されたり、B2B メッセージングに関してのバッチ処理、大きいメッセージのサポートなどが行われているようです。
メッセージングに欠かせない XML 変換や Liquid 周りにおいても、いろいろと機能が追加されています。XSLT3 サポートってもう提供開始されてたのかな。
モニタリングやトラッキングのあたりも、いろいろと機能追加がおこなわれています。Resubmitted run って、OMS 上から再実行を指示できる、とかでしょうか？
これを見ると、ロードマップにあった Concur コネクタは Enterprise Integration 用のようです。個人的に気になるのは、BizTalk のところにあるパイプラインですね。BizTalk の変換機能は Logic Apps で対応できますが、前処理や後処理に該当する部分は未対応でした。
SAP まわりでは、ほかにも色々予定しているようです。
Flow、PowerApps、PowerBI の立ち位置についての話ですが、このあたり名称は統一してほしいですね。7/21 にイベントを行いますが、Microsoft 内部で言われている Citizen Application Platform ではなく Business Application Platform の名称が利用されています。
現時点で 120 万ユーザーに 21 万 3 千以上の企業が CAP を利用しているとのこと。
今話題の、Excel から Flow を呼び出すアドインも話がでていました。自分の環境にはまだきていないので、すごく楽しみです。
そして現在の Flow ロードマップ。Teams トリガは欲しい人、多数じゃないでしょうか。
突然出てきた感のある、Azure Integration Services。オンプレやクラウド関係なく、インテグレーションを行うためのサービスを予定しているとのことです。
これを見ると、Logic Apps + API Management + Service Bus + Event Grid、という Logic Apps を使っているとおなじみのサービスを中心に考えているようです。
そしてその中で、Integration Service Environments（ISE）が発表されました。サービス統合環境、ということで VNET や ExpressRoute を利用することができるようです。
ポータル上から利用できるようですね。どうやら通常とは異なる専用環境で Logic Apps を実行するようです。
月間 50 万回の実行が基本単位で、50 万回ずつ追加できる予定です。
Azure Stack 対応も、ちゃんと進んでいるようでアイコンがちゃんといました。
カスタムコネクタについての DeepDive セッションがあったり・・・
現在作業中の情報があったり・・・
BizTalk からのマイグレーションを行うツールの話があったり、と非常に大量のコンテンツです。サーバレスでもあるので、当然 Azure Function Apps の話題もでていました。
このエントリを書いている時点で、まだイベント中なのですが、面白い話題が出てきたら別途まとめようと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿