前回が 9 月だったので、およそ 3 か月ぶりとなる Logic Apps Live が行われました。今回は恒例のクリスマス仕様で行われ、Logic Apps Live 初となる「スライド無しで喋りっぱなし」な回となりました・・・が、後ほどスライド部分が別動画としてアップされていましたので、なんとかなりましたw
二つの動画を見てのまとめとなります。
今回告知するアップデート内容です。コネクタは日々チェックしているので、大体わかっていましたが、それ以外に Logic Apps 本体のアップデートが結構行われていました。
プライベートプレビューな ISE(Integration Service Environment)、スマートデザイナー(Smart Selector とも言われている)、メール本文にて利用できるHTML テキストコントロール、XML 出力における XSLT サポート、再送信のトラッキング対応、EIP マップでのコンテンツリンク対応、X12/EDIFACT でのエンコード操作対応、Visual Studio Code 用拡張機能でのデザイナー表示追加、スケジューラ廃止に伴うテンプレート追加、といったものがアップデートされていました。
XSLT サポート、利用しようとするとプレビュー版だというのが表示されていました。
Logic Apps から Ethreum が利用できるようになったのとあわせて提供開始されている、Azure BLockchain Development Kit もご存知の方は多くなったと思います。
来年に実施される Azure Scheduler の廃止に伴うアナウンスです。基本は Logic Apps のスケジュール機能を利用する形に移行しましょう、というものです。Logic Apps ではスケジュール用のテンプレート提供も行っているので、それを利用して移行するのがよさそうです。
デモとして、まずは Smart Selector です。Logic Apps では、コネクタを選択する際に、これまでの利用状況を踏まえた上で、よく利用しているコネクタとアクションやトリガを先に表示するようになっています。
日本語環境だとこんな感じですね。私の場合だと、HTTP や各種制御コネクタをよく使っているので、これがお薦めされてきていました。
Outlook コネクタなどで適用された新しいHTMLエディタの紹介です。Bold などができるのは分かっていたのですが、絵文字まで使えるとは知りませんでした。
実行履歴上でも、絵文字がちゃんと表示されています。
ポータル上での概要表示では ISE(Integration Service Environment) 利用時にはリンクが表示され、環境の状況を確認できるようになりました。
このような形で、ISE 環境の状況を確認できるようになります。
そして VS Code 用に Logic Apps の拡張機能が提供されているのは周知の話題ですが、いつのまにか VS Code 上でもグラフィカルな LogicFlow 表示を行えるようになりました。
自分の環境で試してみました。表示のみの対応とはいえ、JSON 直接眺めているだけではどのような LogicFlow かをイメージするのはかなりのプロの所業であったので、このようにデザイナー表示してくれるようになったのは非常にありがたい機能です。また、実行履歴も同様にデザイナー表示(モニタリングビュー)が可能になっているので、VSCode 上から Logic Apps にまつわる各種作業も、これでさらに実施しやすくなったかと思います。
作業中なものの一覧です。Azure IoT Hub や KeyVault などもありますが、今回の中で一番目を引くのはやはり Amazon SQS/S3/SNS ではないでしょうか。ストレージの Amazon S3 で起きたイベントを、キューサービスである Amazon SQS に連携し、メッセージサービスの Amazon SNS で各所へ配信する、といったことが Logic Apps から操作できるのではないか、と思うと隔世の感があります。Logic Apps は MS だけのものではなく、広く一般のサービスを相手に結合する、まさしく iPaas なサービスであることを表す素晴らしい話です。
個人的には Azure Consumption Mangament が気になっています。
Global Integration Bootcamp の紹介……
Integrate 360 の紹介……
最後はいつものリンク集でした。
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