先日 Flow が突然発表されたのと同じタイミングで PowerApps も一般向けプレビューが開始されており、企業または教育機関のメールアドレスを所有していれば誰でも試すことができるようになりました。
これで LogicApps / PowerApps / Flow と同じようなサービスが出てきたわけですが、機能差など各サービスで異なる点があるので、そのあたりをまとめてみました。
まず大きな違いとしては、LogicApps は Azure の機能ですが、PowerApps と Flow は LogicApps をベースにした Office365 のサービスです。 実際の実行基盤ですが、現時点では AppService の Premium SKU を利用しています。そのため、定期的に実行する Reccurency トリガでの指定は 15 秒 が最小値となります。
PowerApps にログインし、フローの一覧を表示すると次のような画面になります。
対して Flow の場合はこうです。
これは同じようなフローを作ったわけではなく、Flow で作成した後に PowerApps を開いてみたらこうなっていました。つまるところ、Flow は PowerApps の一部機能を表だししたもの、と言い換えてもよいと思います。
実際にフローを定義する箇所もまったく同一だったのですが、エラー時の表記に異なっている点が見受けられました。
Flow にて Reccurency トリガで指定できない値を設定した場合、このように Premium SKU では利用できない値です、とエラー理由が表示されます。
同じことを PowerApps で指定すると、このように「何か間違ってるよ!」とだけ表示されてしまいます。フローの編集機能自体は PowerApps が先で Flow が後なので、まだ PowerApps 側に反映されていないだけ、と思われます。
その点を除くと後はほとんど同じで、違いが見当たっていません。
これらの実行履歴において、右側に表示されているマークをクリックすることで、各コネクタの動作結果を確認できるのも同一です。
利用できる API も同一で、ここは LogicApps 側にはまだ提供されていないものも多いです。
LogicApps も PowerApps も Flow もすべてプレビュー段階で、今後どのようになっていくかはわかりませんが、基本となる部分は一緒で +α の部分の差に注目していると、どれを扱うことになっても対応できるのではないか、と思います。
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