2017年4月24日月曜日

LogicApps Release Update 2017-04-21

ここ最近リリースアップデート案内がなかった LogicApps ですが、細かい改善やコネクタ追加などは随時行われていました。今回アナウンスがありましたが、2017-04-07 Update のエントリもこっそり追加されていたりと、色々忙しい気配が漂っています。

今回のアップデートは以下の項目です。

  • Can now create parallel actions in designer by selecting the “+” above an action
  • Retry-history now shows up in monitoring view and via /actions API to know when transient retries were applied
  • Modified styling to allow more content on the screen (wider cards, font and styling changes)
  • New template for a sequential convoy added
  • Can now use x-ms-dynamic-values and x-ms-dynamic-schema for HTTP + Swagger to have custom dropdowns/properties

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まずはデザイナー上で、並列アクションを追加できるようになりました。これまでは CodeView 上で直接記載しないといけなかったのですが、これにより HTTP リクエストなど時間のかかるアクションを、複数並列で動作させることが行いやすくなっています。

実行履歴において、再試行が行われたものを結果として表示されるようになりました。ちょうどそういったサンプルがないので、どのように表示されるかは確認できませんでしたが・・・。

デザイナー上での表示もアップデートされ、これまでは見出しの下に入力欄が表示されていたものが、横に並ぶようになりました。

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ServiceBus を利用するテンプレートに追加が行われました。

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長いですがこんなテンプレートになります。デザインパターンにある、コンボイパターン(convoy)でシーケンシャル処理なやつです。パターンについての説明ははしょりますが、複数のメッセージを受信して一つの処理を行うようなものとなります。

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最後の x-ms-dynamic-values などについてですが、LogicApps や Flow では、Swagger で出力された定義を参照することができるのですが、この定義の中で利用できる機能になります。

詳しくは Flow のドキュメントにあるので参考にするとよいでしょう。

x-ms-dynamic-values はコネクタの設定時にドロップダウンボックスを利用して、値を選択させる際に、値のリストを定義するのに利用します。x-ms-dynamic-schema はコネクタで設定させるものが、動的に変化する場合に利用します。x-ms-dynamic-values で指定した値によって、設定項目が変化するというケースがイメージしやすいでしょうか。

今回のアップデート案内はこのような感じでしたが、今週 4/27(日本時間 4/28 AM 03:00)には久しぶりの LogicApps Live も行われるので、ここにない内容も出てくるのではないかと楽しみです。

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