今年初の LogicApps Live が放送されました。今回は大きな話はありませんでしたけど、渋いところをついている話題がちらほら見受けられたように思えます。
今回は Kevin と john の二人体制です。メガネさんどこいった(
まずは今回のアップデート告知です。
- 並列アクションの除去
- パススルーSOAP
- LogicApps のライフサイクル制御
- 再試行ポリシーの拡張
- ツールチップ表示
- 応答時のスキーマ対応
- オンプレミスデータゲートウェイのカスタムコネクタ対応および高可用性対応
- EIP で変換マップにおけるカスタムアセンブリ対応
- Liquid コネクタに TEXT→JSON 変換アクションの追加
並列アクションの除去は現時点では確認できていませんが、デザイナー上で追加した並列アクションをそのまま削除できるようになるとのことです。ライフサイクル制御は、初期値だと 90 日間有効な LogicApps の生存期間を調整し、例えば 7 日経過したらタイムアウトにするという制御が可能になります。
再試行ポリシーですが、Chank 対応なども増えていたりとコネクタごとで指定できる内容も色々と拡張されています。ポリシーではないですが、HTTP Request 時のスキーマ検証も行うかどうかをここで指定できるようになっていました。
ツールチップはこのように、デザイナ上での項目にカーソルを乗せると、設定している内容が表示されるようになっています。
応答時のスキーマ対応は、上記のように HTTP Response コネクタで結果を返却する際に、JSON スキーマが設定できるようになっています。これの使いどころは LogicFlow 内部から別の LogicFlow を呼び出した際、その結果がスキーマ定義されることでデザイナー側で簡易に値を扱えるようになる、ダイアログに出てくるというところになります。
他にもオンプレミスデータゲートウェイの拡張や、変換マップでのカスタムアセンブリ対応、Liquid コネクタで、JSON を Text に変換する事にも対応しました。
現在対応を進めているものがこちらになります。
こちらも色々と面白い内容があるのですが、Snipets と DR が特に目を引きます。Snipets は VS でコードを使った開発をしている人なら知っている、処理パターンをぺっと適用できるあのスニペットです。LogicApps でも Try~Catch な方法のようなものを、スニペットとして提供し簡単に使えるようにするとのことです。
DR は LogicApps や Azure の障害発生時に別リージョンで動作させるような仕組み、そういったものを提供予定としているようです。これまでだと自前でその部分も設計するなど必要でしたが、そのあたりが簡単に利用できるようになるのもうれしいですね。
コネクタについては Data Factory が作業中のようです。言われてみればコネクタなかった(
デモとして、オンプレミスデータゲートウェイを使って、ローカルで動作している API と LogicApps を結合した挙動を見せていました。ローカルでは VS 上でデバッグ起動している API を指定することもでき、LogicApps から呼び出されたときにブレークポイントでちゃんと止まるのは、なかなか面白い状況です。
あとは Global Integration BootCamp の紹介、
TechSummit での LogicApps 関連セッションの紹介、
Integrate 2018 の紹介が行われました。どれもこれも海外で、日本では同様のイベントがないのですが、個人的には日本でも同じようなイベントを開催できるようにもっと啓蒙していきたいですね・・・。
最後に放送がバレンタインデーということもあり、自分の好きなヤツにハグしてキスでもしておけよ!、という愛のこもったメッセージで終わりですww
0 件のコメント:
コメントを投稿