2017年3月11日土曜日

LogicApps Update 2017-03-10

今回はアップデートの事前告知ではなく、事後告知として LogicApps の更新が行われていました。大きい変化はないですが、より利用しやすいような改善がメインです。

今回のアップデートは以下の改善が行われています。

  • Azure Blob trigger added
  • Open nested logic app from designer or run history
  • Support for messages up to 100MB, and HTTP timeout max of 120 seconds
  • Ability to set a timeout on HTTP Webhook or Async operation (e.g. on approval email – timeout after 1 day)
  • Performance improvements for “split-on” debatching triggers
  • Added API support for returning runs filtered by “startTime”
  • Phase 1: Support for 100k items in foreach (deployed but not yet active – will activate next week after validation)

Blob コネクタにトリガが追加、デザイナーや実行履歴からネストして呼び出している子 LogicFlow を編集や参照が可能に、コネクタ間でのメッセージサイズ上限が 100MB に(今までは 50MB なかった)、HTTP コネクタでのタイムアウトが最大 120 秒へ、Webhook などの非同期系コネクタでタイムアウト条件を設定可能に、トリガから受け取った結果の分割処理のパフォーマンス向上、API 開始時刻のサポート、そして、foreach コネクタで扱えるアイテム数上限を 10 万に拡張(ただし、まだ利用は不可来週の更新にて可能)

ざっくりいうとこのような感じだそうです。利用者に大きいのは、メッセージサイズが拡大されたことと、split-on のパフォーマンス向上、そしてもちろん Blob コネクタのトリガーでしょうか。

初期のころから、このトリガは結構要望する人が多かったように思います。

またバグ回収も色々と行われています。

  • XSLT Performance improvements
  • Fix for inserting dynamic outputs between two segments in designer
  • Some fixes for the new template page
  • Getting swagger of Logic App (/listSwagger) was formatting booleans incorrectly
  • Two properties with same name would sometimes switch display in designer (e.g. Attachment ID and Message ID)
  • Reloading a Service Bus JSON object would show @base64(…)

XSLT パフォーマンスの向上は、つい最近エントリを書いていた Enterprise Integeration に関わるところなので、これはありがたい改修です。

今週の更新はこのようなものでした。予告にもあるように、来週も更新が行われるので、それも楽しみですね。

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