2016年7月28日木曜日

LogicApps が GA されました!

ついにこの日が、という気持ちになる LogicApps の正式リリースが行われました!これはめでたい!

ということで、プレビュー時から変更されている点を色々見ていると、基本的には何も変わらないのですが、大きな変更点としては料金算定の部分がありますので、このあたりを調べてみました。

今までの LogicApps では AppService Plan に基づいた料金算定となっていたのですが、GA 後は実行回数ベースの料金算定が「メイン」となります。

メイン、と書いたのは理由があって、原則は「Consumption」プランが自動で設定されるので実行回数ベースとなりますが、これまでの AppService Plan ベースの利用も可能となっています。

このあたりは MSDN にも記載してあるので参考にしてください。開発中は Free プランを利用するのが多分一番適しているとは思いますが、利用するには PowerShell でのひと手間が必要らしい(まだ成功したことがない)ので、これは別エントリで書こうと思います。

さて肝心の「実行回数(アクション数)」についての考え方ですが、MSDN を見ると以下のように記載されています。

Actions executed within loops are counted per iteration of the loop. For example, a single action in a for each loop iterating through a list of 10 items will be counted as the count of items in the list (10) multiplied by the number of actions in the loop (1) plus one for the initiation of the loop which, in this example, would be (10 * 1) + 1 = 11 action executions.

この書き方を見る限りは、LogicFlow の実行回数ではなくその要素となるコネクタの実行回数がアクション数となるように思えます。つまり、LogicFlow の中に 10 個のコネクタを設定し、それが全部動いたならば、アクション数は 10 となる、ということのようです。ここにループやらが加わると、上記のようにさらにカウントが追加されると思います(スコープとかどうなんだろ・・・)

そしてエラーなどの理由で実行されなかったコネクタについてはカウントしない、という記載もありますので、単純に LogicFlow の実行回数で考えるのではないようです。

なお、この計算式に基づいて考えると Free プラン利用時は 1 日に 200 アクションまで、となりますので、10 個のコネクタをもつ LogicFlow であれば 1 日に 20 回は正常動作できる、という計算になります。個人的にはこの方式も LogicApps 新規作成時に選択できるとありがたいのですが、なかなか微妙なところです。

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