Flowchart アクティビティ

標準提供の中でも特殊なものの一つが Flowchart アクティビティです。名前がそのものずばりですので、イメージも付きやすいかと思いますがフローチャート制御を行うためのアクティビティです。実際に利用した際のサンプルとしてはこのような形になります。

今までのアクティビティは Sequence アクティビティの子として設定していたのもあり、直線的な流れによる制御でした。ですが Flowchart アクティビティを利用した場合は、まさしくフローチャートによる制御が行えます。昔はプログラムを考える際にフローチャートは結構当たり前だったので、ある程度年齢を重ねた方でしたら問題ないとは思いますが、今は知らない人も多いというか、フローチャートでロジック構造を考える、というのが合わなくなってきているのもあるかと思います。

Flowchart アクティビティを利用した際、一番大きなメリットは「制御の先頭に戻る」等の制御が非常に記述しやすい点です。無限ループも簡単に用意できますｗ サンプルで用意したワークフローにおいても、条件を満たさなければずっと False 側の制御をぐるぐる回るというひどいものです。

なお見ていただいてわかるように、Flowchart アクティビティを利用するからと言っても今までのアクティビティが利用できないわけではありません。Flowchart アクティビティの子として Sequence アクティビティを用意したり、反対に Sequence アクティビティの子として Flowchart アクティビティを利用する、というように非常に柔軟に利用できます。

ただし Flowchart アクティビティの子としてのみ利用できる特殊なアクティビティがありますので、そこを次あたりで書きたいと思います。